スノーピーク「アメニティドーム」について、設営の難易度やサイズ感について実際に使ってみた感想を紹介します。エントリーモデルなので手頃ですが高機能なので良い感じですよ。アメドの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
スノーピーク「アメニティドーム」の特徴
アメニティドーム、通称アメドなんていう愛称で呼ばれるぐらい人気のテント。高機能だけど「何しか高い!」というスノーピークのイメージとは反して、安くはないけど割と手頃なのが魅力的でキャンプサイトでも良く見かけるテントです。まぁこの割と見かけるのを良しとするかどうかってのが迷うとこだったりしますけどね。
アメニティドームは2ルーム型テントで、前室と寝室で構成されています。インナールームは後述していますが、結構広くて快適(Mサイズの感想)ランドロックなどの大型2ルームテントと比較しても使用感としては大差無い気がします。さすがに、ランドロックなどの前室よりはかなり狭いですが、それでも荷物を置いたり、インナールームの玄関的な機能としては十分な広さがあるので便利。大きめのサイドパネル(チャックで開くドアみたいなの)も1箇所ある(↑写真の左側)ので出入りもしやすく、フロントパネルを閉じたままでもテントの横側から出入りができます。また設営しやすいように、フレーム先端とテントの幕のフレームを挿す部分などが色分けされているので、設営時も迷いにくいような工夫が凝らされています。
サイズ感やラインナップ
アメニティドームにはS・M・Lの3サイズが用意されていて、四人家族の我が家が購入したのはアメニティドームMサイズ。スペック上の対応人数としては五人なので十分なサイズ。荷物などを室内に入れてもゆったりとした空間です。2022年11月にアメニティドームLサイズがリニューアルされて登場しています。
サイズ | 対応人数 | 収納時 | 重量 | 展開時 | 耐水圧 | 内容 |
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アメニティドームS | 3名(大人2名・子ども1名) | 58×18×23(h)cm | 5kg | 幅355×奥行230×高さ120cm | 1,800mmミニマム | テント本体、本体フレーム長(×3)、前室フレーム(×1)、ジュラルミンペグ(17cm×18)、自在付ロープ(2.5m×4、2又4m×2)、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース |
アメニティドームM | 5名(大人2名・子ども3名) | 74×22×25(h)cm | 8kg | 幅505×奥行280×高さ150cm | 1,800mmミニマム | テント本体、本体フレーム長(×3)、前室フレーム(×1)、ジュラルミンペグ(17cm×18)、自在付ロープ(1.4m×2、2.5m×2、2又5m×2)、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース |
アメニティドームL | 6名 | 74×24×27(h)cm | 9.8kg | 幅540×奥行295×高さ165cm | 1,800mmミニマム | テント本体、本体フレーム長(×3)、前室フレーム(×1)、ジュラルミンペグ(17cm×18)、自在付ロープ(1.4m×2、2.5m×2、2又5m×2)、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース、取扱説明書 |
アメニティドームの良い点
なぜ今回アメドのMを購入したかというと、我が家は大人2人小学生2人のファミリーで長年「ランドロック」を愛用しているのですが、
- マンション住まいなので、積み込みや片付けが結構大変。
- 慣れたら難しい訳ではないが、大きい分やはり設営に時間がかかる(ペグ打ちまで含めて1時間以上)
- 車のトランクをかなり専有するので他に持って行きたくても断念せざるを得ない
などなど、とにかく大きくて重たくて嵩張るのがネックになる場合があり、やっぱり小型テントも1つあると便利だな〜と思う事が増えたためです。
キャンプ場での見栄えなんかを考えると、圧倒的にランドロックが格好良いし広いので快適なのですが、ワタシ的に簡単に表現すると、ランドロックのキャンプは色んな意味で気合が必要なのですが、アメニティードームぐらいのサイズ感だと「ほな行こか!」ぐらいのライトな気分で行けるのがGood。そして簡単設営・簡単撤収なのでキャンプ場で子供達と遊ぶ時間やキャンプ場でゆっくりする時間がより長く取れるってところも良い点だと思います。
特に大型テントの場合、設営に慣れていないと「張る事」と「撤収する事」でキャンプ時間の大部分が過ぎてしまうんですよね。どちらのテントも一長一短あるので状況に合わせて使い分けるのが良いと感じています。
スノピなのに手頃な価格
スノーピークのテント群としては割と手頃な価格ってのも良い点。安い!ってとこまでいかないですが、信頼性がある高品質なテントとしては良い値段設定かと思います。
設営がとても簡単
アメニティドームは設営が非常に簡単。ポールなどの色分けもしっかりしてあるし分かりやすいです。初張りでも動画で一度予習しておけば、特に問題なくアメニティドームを張る事ができます。慣れたらペグ打ちまで含めて15〜20分ぐらいあればいけるんじゃないかな。難点というか、つまずきやすいところはテント自体の向き(どっちが入り口?)だと思いますので予習の時に注意して見ておけばOKかと思います。後は収納(たたみ方)も予習しておきましょう。
↓の動画が丁寧で分かりやすいですよ。
収納サイズもコンパクト
収納サイズもコンパクト。フレームやテント本体込で8kg。ランドロックの場合は、幕本体とフレームが別々の袋で合計22kg。そして巨大なインナーマットが必要でしたが、アメニティードームMは幕とフレームが一袋に入ります。インナーマットもそれほど大きく無いです。
他にもっとコンパクトで軽量なテントも沢山あると思いますが、アメドMは十分に小型だと思います。車のトランクスペースも取らないし、積み込みも持ち運びもかなり楽になりました。
アメドの気になる点
アメニティドームは「入門用」という謳い文句で全部込み!かと思いきや、プラスαで購入が必要なものが何点かあります。なので買い揃えるとトータルで考えるとやっぱり高いのかもしれないという罠です(笑)
グランドシートと室内マットは購入必須レベルで必要
アメドに限らずスノピのテントは別売りになっているのが、グランドシートとインナーマット(室内用マット)。
グランドシートはテント底面の保護の役割をするアイテムで、破れたり石などで傷ついたり、水が滲みてこないためにも必須です。
インナーマット(室内マット)も無しで使う人もいると思いますが、底面からの冷気を防いでくれたり、ボコボコの地面を快適にするためのアイテムなので必須。
純正より安い代替品で安く済ませる事もできるので、オプション品として売られている事で助かる人もいると思いますが、大多数がスノーピークの正規品を追加で購入すると思われます。
で、さすが純正!なのでピッタリで良いんですが、この「マットシートセット」が割と高いんですよ。
やっぱり標準付属ペグはショボい。
アメドの気になる点はやっぱり標準付属ペグがショボいので硬い地面には使えない。良質なソリッドステークスを4本〜6本ぐらい標準で付けてくれたら嬉しいのにな〜と思います(ランドロックもですが)。なので、ペグは別途購入が前提になっているので、最低でも6本(テント四隅に4本と中央用に2本)は鍛造ペグは用意しておきたいですね。
アップライトポールも結局欲しくなる
他にも前室の幕を跳ね上げる「アップライトポール」が別売りなので、これも長く使う上では必須アイテム。結局購入が必要なので+5800円也(他のメーカーので安く代替も出来ると思いますが)。うちは売り切れてたので社外品を購入2,000円でしたが、自在紐とペグは付いてません。
ペグハンマーは別売りです
あ、そうそうアメニティードーム自体にペグハンマーは付いてないので別途購入が必要です。スノピからはペグハンマーPRO.CやPRO.Sってのが出てます。ちなみにペグハンマーは良いのがあると気持ち良いので、個人的にはちょっとお金を掛けても良いと思います。
アメニティドームならキャンプが気軽になる!
アメニティードームだと設営も簡単なので「さっとテント張って、さっと撤収できる感じ」でキャンプが気軽になるのが良い。子供たちと遊ぶ時間を増やしたり、ゆっくりビールを飲んだり、散策したりと、時間のゆとりが作りやすくなります。大きなテントとの使い分けも良いですよ。
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