ランドロックをレビュー!サイズ感や設営・撤収など8年間使った感想を書いとく。

色んな使い方ができる
スノーピーク ランドロック最高!
スノーピーク ランドロック最高!

我が家の愛用テント「スノーピークのランドロック」を紹介したいと思います。ランドロックって設営が大変じゃないの?とか、良さそうだけど、やっぱ大きすぎるんじゃないの?とか結構気になると思いますよね。うちでは8年ぐらい使っていますが、使用して良かった点や、気になる点などをレビューしたいと思います。ちなみに、うちは私と奥様、娘2人の4人でランドロックを使っていますがかなり快適ですよ!

目次

ランドロックの特徴

ランドロック
ランドロック

一昔前は確かランドロックとランドロックProに分かれていたのですが、2017年2月現在では黄土色っぽい通常モデルは無くなったようですね。昔でいうプロモデルのみになっていて、商品名からProってのが外れて単にランドロック(LandLock)と呼ぶようになったみたい。

スノーピークの店員さんにお聞きしたのですが、黄土色のモデルは大分前に廃盤になったとのこと。プロモデルは限定で一時期発売してたけど、ランドロックProという名称は、それにしか付いてなかったとのことです。なので、黄土色のモデルが廃盤になり現状のカラー(上の写真のランドロック)に変更されたという事でした。

旧型のランドロック(通常版)
黄土色の旧型のランドロック(通常版)

この黄色みがかかった通常版のカラーもテントサイトに映えて好きだったので、無くなってしまったのは残念。トルテュ ライトはまだこのカラーがあるようですね。リビングスペースの両サイドを大きく開けることができるので、正面だけでなく左右からの出入りも快適に行えます。

また、限定販売されていたランドロックのアイボリーが定番商品として販売されるようになりました。爽やかな印象でキャンプサイトでも目立ってます。

カタログスペック(仕様)

  • 本体材質
    • 150Dポリエステルオックス、遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部)、UVカット加工、テフロン撥水加工、150Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)、UVカット加工、テフロン撥水加工、フレーム/A6061(φ19mm)
  • インナールーム
    • 68Dポリエステルタフタ(ウォール)、210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ボトム)
  • セット内容:
    • 本体、インナールーム、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、センターフレーム、リッジポール、セーフティーベルト(×2)、ジュラピンペグ(21cm×27)、自在付ロープ(1.5m×2、2.5m×4、3.5m×6)、シームグリップ剤、ペグケース、フレームキャリーバッグ、キャリーバッグ、コンプレッションベルト(×2)
  • 収納ケースサイズ
    • キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
  • 重量:22.0kg(付属品含む)
  • 定価:¥159,000(税別)

ランドロックの良い点

広々としたリビングルーム(前室)

リビングルーム
リビングルーム

ランドロックの最大の良い点は広い前室(リビングルーム)。インナーテントを設置した状態でも十分な広さがあります。でっかいので狭いキャンプサイトだと立てにくい場合がありますので、予約時に「ランドロックいけますか?」って聞くとだいたい教えてくれます。

リビングルームの使い方
リビングルームの使い方

こんな感じで、ランドロックのリビングルームはとにかく広々しています。コットやチェアを使用したスタイルでも良いですし、全室内に敷物を引いてお座敷スタイルにしてもOKです。

テーブルで宿題
テーブルで宿題

テーブルで宿題中〜。家族4人ぐらいなら本当に広々と使えるのが良いところ。

リビングスペースはかなり広々
リビングスペースはかなり広々

ごちゃごちゃしてますが、ランドロックのリビングスペース。スノーピークのでかいコットやアイアングリルテーブル(ロング)+マルチファンクションテーブル(ロング)を入れてますが、まだまだ余裕十分。

冬場なら前室でストーブが使える
冬場なら前室でストーブが使える

冬場のキャンプならストーブが欲しくなりますよね。ランドロックの前室ならストーブも問題なく使えます。↑の写真だと大人6人、子供3人でお籠りしましたが、大丈夫でした(さすがにちょっと狭いけど)。

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インナーテントを外すと
インナーテントを外すと

スノーピークのサイトから拝借してますが、インナーテントを外して使用すると、巨大スペースが生まれます。全部はずして使うってことは、やったことないですけどね。数家族でキャンプ行く時なんかに、寝泊まり用テントと別で用意するとワイワイ楽しそうですね!

インナーテントは吊り下げ型

吊り下げ型のインナーテント
吊り下げ型のインナーテント

インナーテントの設営は、本体テント内のフックにインナーテントをフックで吊り下げていくだけで、簡単にインナーテントが完成します。めっちゃ簡単。撤収もはずすだけ。もちろん宙に浮いてる訳ではありませんので、インナーテントの下には「グランドシート」が必須。インナーテントが傷んだり夜露でベチョベチョになっちゃいます。

グランドシートとインナーマットを活用しよう

インナーテント内
インナーテント内

インナーテントの下にグランドシートを引いて、その上にインナーテントをセッティング。インナーテントの中にインナーマットを引いて、そこにウレタン製のクッションを引いておけば、かなり快適なベッドルームになります。そして、さらに寝る前はスリーピングマットを人数分敷くのでフカフカです(笑)

  1. ランドロック用グランドシート(別売)
  2. インナーテント(ランドロック付属品)
  3. ランドロック用インナーマット(別売)
  4. 社外品ウレタンクッション(別売)

という順番になります。グランドシートもインナーマットもランドロック専用品が高いけどやっぱりおすすめです。

グランドシートの役割や代用できるモノ

グランドシートはインナーテントが雨や湿気で濡れないようにするのと、生地が傷まないように保護してくれる役割があります。また寒い時期は冷気を少し防いでくれる役割もあります。ランドロック専用グランドシートが一番良いですが、オプション製品なので別売りで割りと高いです。コストを抑えるなら防水性がある厚めのブルーシートなどを活用する事も可能です。ただし、サイズが合わないので予め整形した方が使いやすいと思います。ちなみに、専用グランドシートの形は台形のような感じでサイズは「345×215cm」です。

インナーマットは嵩張るけど欲しいところ。

ランドロックの寝室になるインナーテントに敷くのが「インナーマット」。敷いた時のサイズが360×230cmでグランドシートと同様に台形のような形になっています。重量は4.5kgで収納サイズ(78×13×62(h)cm)とインナーマットも割と嵩張るので車載する人は注意しましょう。夏場などは、このインナーマットとスリーピングマットだけでも十分に快適。ランドロック専用インナーマットもオプション別売りになります。また、冬場は地面からの冷気があがってくるので、オールウェザーブランケットやウレタンマットなどを活用すると快適になります。

追加のウレタンマットなどでクッションUPと冷気をさらに防ぐ

インナーマットの上に追加でウレタンマットや銀マットを敷けば、クション性もアップし地面からの冷気もかなり防げるようになります。さらにオールウェザーブランケット(インナーマットの下かウレタンの下)などを活用すると冷気がさらに防げるので良いですよ。

ランドロックの設営と撤収

ランドロックの設営は難しい?
ランドロックの設営は難しい?

でも、ランドロックってデカイし、設営とか撤収が難しそうだな〜と思いますよね。たしかに、他の設営が簡単なテントに比べると若干複雑なので、手順を間違えるとうまく立たなかったりしますが、しっかりとランドロックの設営動画を見て予習しとけば全然大丈夫です。

気になる点として「ランドロックは一人で設営できる?」かってところ。1人でも手順をしっかり踏めば設営出来ると思いますが、個人的には2人で立てた方が楽だと思います。奥様や友達に少し手伝ってもらえば、慣れれば30分ぐらいあれば設営できると思います。※感覚ですが全部のペグ打ちなど含めると設営は大体1時間ぐらいかな〜。私もたまに、久々の設営だと「あれ?どうだっけ」ってなるので↓の2つの動画をキャンプ前に一応確認しています。手順だけ間違わなければ、ぜんぜん問題なく設営&撤収できますよ!

設営方法

この動画、ちょっと長いんですが非常に丁寧にランドロックの設営方法を説明してくれています。完全に同じにする必要な無いと思いますが、ポールの入れる順序や、ちょっとしたコツなんかも教えてくれるので必見ですよ!

撤収(たたみ方)

そして、撤収(疊み方)も重要!適当に畳んでも収納バッグには入りません。一度でもランドロックを撤収された人だと、より分かると思いますが「めっちゃ綺麗」に付属の収納バッグに入れられ、ちょっと感動すら覚えると思います。ってことで、ランドロックの撤収方法(片付け方)です。設営は案外すんなり行くのですが、案外撤収する時に「あれ?付属バッグにうまく入らないぞ・・・!?」なんてことが慣れるまでは発生しますので、片付け方も要チェックですよ!この設営と撤収をしっかりと頭に入れておくと、かなりスムーズなキャンプになると思います。(マジで予習しておきましょう)

ランドロックの不満点

ランドロックの快適性には、本当に文句無しなんですが一部不満があります。

付属のペグがしょぼい・・・

ランドロック
ランドロック

最高なランドロックにもちょっとした不満点があって、それは付属のペグがしょぼい事。特に↑写真のような地面が固いキャンプサイトだと、付属のジュラルミン製ペグはすぐに曲がって打ち込めません。アウトドアショップの人も言ってましたが「鍛造製の強固なペグ」を購入する事を強くおすすめ致します!

鍛造製ペグが強くて良い

ソリッドステーク
ソリッドステーク

写真のペグは「ソリッドステーク30」というもので、全く曲がらない非常に固くて良いペグです。が・・・、これが最初から付属しているのではなく、ジュラピンペグ(21cm×27)が付属しています。これがふにゃふにゃであんまり使えないペグでして・・・。スノーピークの店員さんにも最初から購入することをおすすめされますし、結局はこのソリッドステーク30cm(他社の同等品)を購入することになります。高級テントなんですし、全部でなくても良いので、はじめから鍛造ペグ8本ぐらい付けてくれないものですかね。ちなみに付属のジュラルミンペグはランドロックのスカート部(風の侵入防止部分)のペグダウンに使えば良いと思います。。必要な本数は最低8本、後述するアップライトポール用など色んな箇所に使えるので、個人的には18本ぐらい用意しとくと良いですよ。6本セットやバラ売りでも売ってます。

アップライトポールは最初から付けといて欲しい

アップライトポール
アップライトポール

リビングルーム側のパネルを跳ね上げるために必要なのが、アップライトポール。190cmあり跳ね上げて使うことで、リビングルームも実質広くなります。あるのと無いのでリビングルームのサイズ感が大分変わるので、これは必須のオプションアイテムですね。なので最初から付けといて欲しい!値段込で(笑)。ランドロック買うなら是非合わせて買っときましょう!

車への積み込みが大変(収納時もでっかい)

荷物は正直多い
荷物は正直多い

まぁこれはしゃーないんですけどね、ランドロックは幕体やポール、グランドシートやインナーマットなど、全てが大きく荷物は正直かなり多くなります。うちは中型SUVに乗っていますが、トランクだけでは荷物が乗らないので車の上に大型のルーフキャリア(スーリーのツーリングL:420リットル)を装着しています。これで四人乗って、ランドロック積んでテーブルや椅子などと、助手席にストーブ載せて冬場のキャンプにも行ってます。後部席は小学生二人と奥様なので、子供が大きくなると厳しいかな・・・。ってことで、ハッチバックじゃないセダン系の車だと家族4人乗せて+ランドロックだとかなり厳しいかも。荷物がある程度乗せられる車や工夫が必須かと思います。

小型テントも欲しくなる

アメニティドーム
アメニティドーム

暖かい季節だと小型テント+タープの方が荷物も少なく設営・撤収が楽なので、小型テントが欲しくなるかもしれません。暖かい時期にランドロックのような大型テントを設営すると汗だくになるので、我が家もアメニティドームMと併用して時期や場所によって使い分けるようにしています。

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自宅の保管場所にも困るかも

あとは、自宅での保管ですね。一戸建てで物置みたいなのがあれば良いですが、マンションだと収納に結構苦労するかも。我が家はマンションですが、ベランダに物置を作って、そこにアウトドアグッズを収納しています。

収納が心配であれば、実物を見に行ってから購入するのをおすすめします!

でっかくて快適なランドロックでキャンプを楽しもう!

ランドロックまとめ
ランドロックまとめ

ランドロックって、めっちゃ高価だし荷物嵩張るしと大変な部分はありますが、それを考慮しても非常に快適な大型テントで最高ですよ!気になる方はぜひぜひお店にいって店員さんにも色々と聞いてみてください。さらに欲しくなると思います(笑)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 7年前ですと、2013年って事なので、まだグレーカラーは無かったような
    ありがとうございます。

    • 大変失礼しました!2014年頃に購入したので、記事にした時点では6年ですね。

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