最適なペグハンマーを見つける!選び方のポイントとおすすめを紹介

ペグハンマーの形状

テントやタープの設営を気持ちよく行うにはペグハンマーが必要不可欠。ただ、ペグハンマーも種類が豊富で選ぶのが難しいと感じる人も多いと思います。この記事ではペグハンマーの選び方のポイントや個人的に使っているおすすめのペグハンマーなどを紹介します。自分にぴったりのペグハンマーを見つけて快適なペグ打ちを楽しみましょう!

目次

ペグハンマーの重要性

ペグハンマー
ペグハンマー

キャンプやアウトドアではタープやテントの設営が重要なポイント。その際に欠かせないアイテムがペグハンマーです。ペグハンマーの良し悪し1つでペグ打ちの労力はかなり変わります。場合によっては硬い地面にペグを打ち込む必要があったりしますので、使いやすく耐久性の高いしっかりしたペグハンマーを選びましょう。

ペグハンマーの種類

ペグハンマーには、主に木製、金属製、樹脂製の3種類があります。木製は軽量で、環境に優しいという利点があります。金属製は耐久性に優れ、重量感があるためペグをしっかり打ち込むことができます。樹脂製は軽量かつ耐久性がありさまざまなシーンで活躍します。

素材硬さ重さ特徴
アルミニウム中程度軽量耐食性、軽量、加工しやすい
スチール高い重い高い強度、耐久性、加工しやすい、錆びやすい
炭素鋼高い重い高い強度、硬さ、耐摩耗性、加工しやすい、錆びやすい
鋳造鉄中~高い重い耐摩耗性、耐衝撃性、熱伝導性、錆びやすい
木製低い軽量環境に優しい、衝撃吸収、耐久性に劣る
樹脂製低い軽量軽量、錆びにくい、耐衝撃性、耐久性に劣る
中程度中~重い耐食性、錆びにくい、衝撃吸収、強度・耐久性に劣る
チタン高い軽量高い耐久性、軽量、高価
ペグハンマーの素材を比較

ポイント

基本的にはペグハンマーのヘッド部分が金属製のペグハンマーが耐久力もあり打ちやすいので良い(というか主流)。その他の素材はサブで使うか使わないかって感じでしょうか。

使われている素材について

銅ヘッドのペグハンマー
銅ヘッドのペグハンマー

ペグハンマーの主な素材について下記に記載してみました。

金属製ペグハンマー

  • 炭素鋼
    炭素鋼は、炭素含有量によって性質が異なりますが、一般的には、強度が高く、硬さも高いことが特徴です。炭素鋼は、その強度と硬さから、刃物や工具、建築材料などの製造に広く使われています。ペグハンマーのヘッド部分に炭素鋼が使用される場合もあり、その場合は、耐久性や強度が高く、しっかりとペグを打ち込むことができます。
  • 鋳造鉄
    鋳造鉄には、灰鉄(グレー鋳鉄)、ダクタイル鋳鉄、白鉄(ホワイト鋳鉄)など、さまざまな種類があります。鋳造鉄は、耐摩耗性や耐衝撃性、熱伝導性に優れています。ペグハンマーのヘッド部分に鋳造鉄が使用される場合、強度が高く、耐久性にも優れているため、ペグをしっかりと打ち込むことができます。しかし、重量があるため、持ち運びには注意が必要です。また、錆びる可能性があるため、定期的なメンテナンスや防錆処理が重要です。

  • 鉄と炭素を主成分とした合金で強度が高く、耐久性に優れていることが特徴。鋼は加工しやすく、溶接や加熱によって成形が可能です。ペグハンマーのヘッド部分に鋼が使用される場合、その強度と耐久性から、ペグをしっかりと打ち込むことができます。ただし、錆びやすい鋼もあるため、定期的なメンテナンスや防錆処理が必要です。また、鋼製のペグハンマーは、アルミニウム製や木製、樹脂製と比較して重量があります。

  • 銅は真鍮に似た性質を持っており、錆びにくく耐食性に優れています。また、衝撃を吸収する特性があり、手への負担を軽減します。ただし、銅は比較的柔らかい金属であるため、強度や耐久性には劣ります。ペグハンマーのヘッド先端などに使われ手への衝撃を吸収しながらも、しっかりとペグを打ち込めるようになっています。ただし、ヘッドは傷んでくるので交換が必要になる時期がきます。
  • ブラス(真鍮)
    真鍮製のペグハンマーは、衝撃を吸収する性質があり、木製ハンマーと同様に手への負担が少ないです。また、耐食性に優れており、錆びにくいです。重量があるため、しっかりとペグを打ち込むことができますが、持ち運び時には注意が必要です。
  • チタン
    チタン製のペグハンマーは、軽量でありながら非常に高い強度と耐久性を持っています。また、錆びにくく、耐食性に優れているため、長期間使用することができます。ただし、価格が高めであることが欠点です。

黒電着塗装とは?

一部のペグハンマーに使われている「黒電着塗装」とは、電気化学的なプロセスを利用して金属表面に塗料を均一に塗布する塗装方法の一種。ペグハンマーなどの金属製品に黒電着塗装が施される場合、見た目が美しく、錆びにくく、耐摩耗性に優れた製品が得られます。ただし、塗装が損傷した場合は、錆びる可能性があります。

ゴムや樹脂製ペグハンマー

樹脂製ペグハンマーは、ファイバーグラスやナイロンなどが使用されています。軽量かつ耐久性があり、さまざまなシーンで活躍します。ただし、衝撃に弱い場合があるのと打力は高くないので、力と回数が必要になります。

木製ペグハンマー

木製ペグハンマーは、軽量で環境に優しいのが特徴です。衝撃を吸収する性質があるため、手への負担が少ないです。ただし、打力が弱いので打ち込み回数や力が必要になります。

ペグハンマー選びのポイント

ペグ抜き機能なども付いている
ペグ抜き機能なども付いている

持ち運びと使いやすさのバランスが良い重量

ペグハンマーの重量は、持ち運びや使い勝手に影響します。軽量なものはペグを打ち込む際に力が必要になることがあります。重いものはペグを打ち込む力が得られますが、持ち運びが大変です。サイズも同様に考慮し、使い勝手の良いものを選びましょう。

材質による耐久性をチェック

ペグハンマーは硬いペグを打ち込む作業に使う道具で、当たり前ですが、繰り返し使われるので耐久性が重要。金属製は耐久性に優れていますが、錆びる可能性があるので濡れて放置するなどは避けましょう。使い終わったらしっかり水分を拭き取るなどメンテナンスが必要です。木製は経年変化がありますが、適切な手入れをすれば長持ちします。樹脂製は軽量かつ耐久性がありますが、衝撃に弱い場合や経年劣化で壊れる場合があります。

握りやすさは重要!

ペグハンマーのグリップは、握りやすさと安全性に影響します。滑り止め加工やゴムグリップ、人間工学に基づいた形状だと、滑りにくく安全に作業ができます。また、ストラップが付いているものは、手から滑り落ちるリスクを減らします。ペグハンマーは重くて硬いものなのですっぽ抜けは怖いので安全面に配慮するのが大切です。

使い勝手は良いか?ペグの抜きやすさやなど機能性をチェック

ペグハンマーのヘッドの反対側にペグを抜くための凹みやクローシェイプ(爪のような形状)があるものが便利。というか必須レベルで欲しい機能です。

おすすめペグハンマーを紹介!

ペグハンマーの形状
ペグハンマーの形状

ペグハンマーPRO.C(スノーピーク)

うちでも愛用しているのがスノーピークのペグハンマーPRO.C。2種類あってヘッド先端が銅になってるやつと、スチールのみのヘッドのがあります。ヘッドにはペグ抜きが付いています。質感や重量感、打感が良く気持ち良くペグダウンができます。どちらもグリップは木製で握った感じも手にフィットして良いですが、表面は割とツルツルしているので、付属しているストラップを巻いて使うと安全です。個人的には高いけど銅ヘッドのPRO.Cが良いと思います。

エリッゼステーク アルティメットハンマーエリッゼ

鋳造ペグで人気のエリッゼがリリースしているペグハンマー。ペグの事を知り尽くしているだけあって、重量感や打感などバランスが取れたアイテム。スノピのと比べても安価なのも良い点です。見た目も美しくカッコ良いですね。ヘッド交換もできるようになっています。一生物のペグハンマー。

ステイクハンマー(MSR)

軽量で高耐久なのがMSRのステイクハンマー。うちで使っているスノーピークのが670gに対して、このステイクハンマーは半分以下の312gと非常に軽量(他のメーカーのと比べても大体半分ぐらいの重さ)。もちろん重量が無い分、ペグを打ち込む場所によっては、力を込めて打ち込んだり打ち込む回数が増えたりしますが、鋳造ペグなどで使っても問題ない耐久性もあり、軽量ということで使い勝手が良いハンマーです。荷物を少しでも軽くしたい人にも良いし、何といってもMSRが手がけたデザイン感も良いです。並行輸入品であれば4,000円台で購入できる手頃さも良いですね。ヘッド上部が平になっているので自立します。

REVOハンマー(ユニフレーム)

お手頃で高性能なアウトドアギアをリリースするメーカー「ユニフレーム」が手がけたペグハンマーが「REVOハンマー」。重量700gと割と重ための部類ですが、その分、ペグの打ち込み力も高く楽にペグダウンできるのが特徴。グリップはゴム製なのでホールド感も高く握りやすい形状と相まって力が込めやすいのも良い点。

最適なペグハンマーを見つけよう

最適なペグハンマーを見つけよう!
最適なペグハンマーを見つけよう!

以上のポイントを参考にして、自分に適したペグハンマーを見つけまししょう。重さやサイズ、耐久性、グリップ、使い勝手などを総合的に考慮し、自分のニーズに合ったハンマーを選ぶことが重要です。おすすめのモデルも参考にしながら、アウトドアやキャンプで快適に過ごすための最適なペグハンマーを手に入れてください。最適なハンマーを使うことで、テント設営がスムーズになり、楽しいアウトドア体験が待っていますよ!

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